山仁哲学堂 >  社会の仕組み  >  間接的加害者

間接的加害者

 薬害C型肝炎問題が巷間を騒がせている。加害者である製薬会社、問題を放置もしくは隠蔽した国、何れからも被害者への通知などの作業が遅々として行われない。

 役人の自己保身は分かり易すぎるとして、なぜ製薬会社はここまで問題が大きくなっていながら被害者の実名などを隠すのか。

 このことを製薬会社に勤めていた某人に問うと、酔っぱらいながら反問して曰く、「製薬会社はどちらを向いていると思っているのか!」

 なるほど、薬害を認めれば認めるほど、その損害賠償額は膨らんでいく。賠償額が膨らめば、会社の業績は悪化する。業績が悪化すれば、株主への配当が少なくなり、株価も下落する。そして、経営陣は株主から経営責任を問われ、自分たちの立場が危うくなる。そうならないために、会社はなかなか薬害の事実を認めたがらないのである。

 こういうことからすると、投資家・投機家、特にそれが利殖目的である場合、彼らは薬害問題の間接的加害者であるといえるだろう。


【キーワード】

薬害,C型肝炎,間接的加害者,


  

Posted at 07/11/09 15:11 | Edit

 |   |  [社会の仕組み]の一覧を表示 | 
 山仁哲学堂 >  社会の仕組み  >  間接的加害者

コメントを投稿

(コメントはサイト運営者の承認後、表示されます。)






このエントリーのトラックバックURL http://yamani.xsrv.jp/mt/mt-tb.cgi/5992